今年最後の書と茶会
「2023年を一文字で表す書と茶会」開催しました。
今回参加して頂いた方々はいずれも
筆を持つのは学校で習った以来という方々。
まずはこの一年の振り返りの時間。
この一年あったことをじっくり振り返って
「2023年を表す一文字」を探ります。
今年を表す一文字候補が見えてきたら
いざ書の時間。
筆で書いてみながら、自分のしっくり来る所を探していきます。
選んだ文字をどう表現したら、一番自分の思いを表現できるか
字の由来を調べたり、
文字の成り立ちの変遷を調べたりしながら
「この感じが好き」
「この部分をこんなイメージで表現したい」
「かっこいい」「かわいく書きたい」等々
どんな想いを込めたいか
どんな感じが好きで
どう表現をしたいか
書を通して自分と向き合って自分を知っていく
自己対話の時間
それぞれの方の
出来上がった書はもちろん
そこまでのプロセスも含めて
「わたしの2023年を表す一文字」になったのではないでしょうか。
そうして出来た唯一無二の作品たちと一緒に
最後はお茶の時間
今回はクリスマスにあわせたお茶席
可愛いお菓子とお茶を楽しんで頂きながら、
それぞれに感想のシェアタイム
作品に込めた想い
書を通じた自己対話の感想等々
尽きないお話に
楽しんで頂けた様子でなによりです。
普段、一文字にここまで向き合って想いを込めることはあまりないかもしれません。
けれど「文字」は遥か昔の人々が
感じたこと、思ったこと、考えたことなどを
表し、伝えたいと思って出来たもの。
同じように
この一年、自分が感じたこと、思ったこと、考えたことを
文字に書き表す
そのプロセスを通して いまの自分が見えてくる
それがこの書と茶会の面白さだなと改めて感じました。
ご参加頂いたみなさんありがとうございました。
そして「書と茶」に関わって頂いたみなさん
ありがとうございました。