聖セシリア女子中学校・高等学校 様にて
中学生・高校生に向けた科学講座として、
七夕の由来と星々のお話と書と茶の会を開催しました。
第一部 七夕のルーツと宇宙の時間
七夕は日本や中国の昔からの行儀や伝承が合わさって今日の形になったもの。
第一部では、その由来を紐解きながら、
織姫・彦星に代表される夏の星々や宇宙のお話を繰り広げました。
宇宙のお話では、
夏の大三角の一部でもある織姫(ベガ)、彦星(アルタイル)どこにあるか?
地上から見上げると天の川を挟んで対岸にいるように見えるけれど
実際どれくらい離れているの?
などクイズ形式を交えながら
国立天文台の宇宙映像システムMitakaを使って
織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)がどれだけ離れているか見てみたり
天の川銀河や、宇宙の大規模構造を見てみたりしました。
普段、空の星を見上げていた参加者さんにも新鮮な視点で興味を持ってもらえたようで良かったです。
第二部 書の時間
七夕の願い事は、機織りが上手な織女にあやかって、
織物の上達などをお祈りしていた風習が元となって
書や芸事の上達を祈るようになったと言われています。
そんな織女にあやかって、書の時間では
短冊に筆で願いごとを書く体験を行なって頂きました。
「どんなことを大切にしたいか?」「どんなことを願いたいか?」
みなさん真剣な表情で、考えて、筆をとって紙に向かって
時にはどんな風に表現したら良いかアドバイスをもらいながら
それぞれ思いを込めた短冊が出来上がっていました。
第三部 お茶の時間
最後は、和室をお借りして、涼を誘うお茶とお菓子で一服。
普段、馴染みの少ない和室で和菓子とお茶を頂くというのも
新鮮な体験になって楽しんで頂いたようで嬉しいです。
最後はそれぞれの感想・短冊にこめた思いなどをシェア。
参加頂いたみなさんそれぞれに、感じることや関心を深めて頂いたようでありがたいです。
今回、このような機会を頂いてありがとうございました。
興味を持って講座に参加頂いた皆様、開催にあたりご尽力頂いた皆様ありがとうございました。
みなさんの貴重なお時間に、何かしら感じることや関心や、夏の思い出になれていれば幸いです。